今回は、東北大学AO入試III期入試において経済学部に合格したS君をお迎えし、合格者座談会を行いました。
S君は、7月末にオプスタに入会。約半年の学習マネジメントを通じて飛躍的な成績向上を達成し、「E判定からの合格」を成し遂げました。
※模試成績推移は、ページ最後掲載しています。
オプスタ入会のきっかけ

まずは、東北大合格おめでとうございます!



ありがとうございます!



本当にすごい結果だと思います!
当初は横浜国立大を第一志望としていましたが、入会直前の合格判定はE判定でした。そこから、最終的に志望校を東北大に上げて合格したわけですから、素晴らしいとしか言いようがないです。
担当していた僕も、とても嬉しいです。



オプスタ入会は7月末でしたが、当時のオプスタってほとんど広報活動をしていませんでしたよね、苦笑
どうしてオプスタに入会しようと思ったのか、きっかけを教えてください。



1学期に受けた模試であまり良い成績が取れていなくて、当時、第一志望校(横浜国立大)でE判定が続いていました。そこで塾に通い始めようかなって思っていたのですが、自宅の周りはあまり予備校などもない環境でした。
そこで、もともと、Twitterの「勉強界隈」の中にいて、門脇先生とか大北先生のことを知っていたので、それで意を決して入塾してみようと思いました。



入会時には学力を確認するのですが、6月の進研共通テスト模試では古文が0点でした。そこで、国語の学力をいかに立て直すかが急務でした。



元々数学が好きだったので、どうしても勉強時間が数学に向いてしまいがちでした。TAによるマネジメントのおかげで、勉強時間をバランスよく国語に振り分けられたのが、共通テストでの最大の勝因だったと思います。
完全自学だとなかなか国語に勉強時間を割り振ることはできなかっただろうし、何から手をつけていいのかもわからなかったと思います。



その通りですね!
オプスタでのマネジメント開始後は、計画的な勉強のおかげで快進撃が続きました。直前の共通テストプレでA判定を達成するというサクセスストーリーでしたね!
全統記述模試の英語偏差値76.0をマーク!英語力が飛躍的に伸びた!



入会から1ヶ月。河合塾全統記述模試において英語偏差値76.0を叩き出してくれました。前回の全統記述模試から15ポイント以上、偏差値を伸ばしています。驚異的な成果です。



自分でも驚きました。



こればかりは、一瞬不正を疑いましたね、笑



言い過ぎですよ!笑



笑



この時の感想を教えてください。



この時が、マネジメントの効果の大きさを感じた最初のタイミングでした。「やっててよかった、オプスタ学習マネジメント!」って感じです。英語でこれほどまでに成長実感を得られたことは、それまでにはありませんでした。
模試で問題を解いていても、以前とはうって変わって、ほとんどつっかえることなく解き終えることができました。



実は、S君の場合、高校での英語の授業はかなり良質だったんですよね。担当の先生や教材も非常に信頼性が高いと聞いています。だから、学校の授業は有効活用しようという方針を決めました。
指導者側が考えたプランを頭ごなしに押し付けるのではなく、「適切に使えるものは、学校だろうと予備校だろうと、正しく利用する」。これがオプスタのマネジメントのポイントです。
ただ、それでも英語が伸び悩んでいる原因が何なのかを突き止めるのが、最初のマネジメント課題でした。
長文読解の演習量は並の高校よりもしっかり積めていたのですが、精読系の学習、特に構文把握と和訳技術にやや不安があり、これが読解の伸び悩みと判断しました。そこで、短期間でこの辺りを固められる素材として『英文熟考』(旺文社)を短期で攻略してもらうことにしました。これが功を奏しましたね。



たしかに、マネジメントを開始してみて、構文把握は案外仕上がっていないなあと感じましたね。ここを短期間で補えたのが、英語力を爆上げしたきっかけになったのは間違いないです。
あとは、毎日単語のペースメイクを精緻に管理していたことも、影響は大きかったように思います。英単語の勉強はそれまでも回していたものの、詰めが甘かったように思います。単語の数を増やすことも大事ですが、それ以上に基本的な単語の意味がポンポンと湧き上がってくるようになることを重視してマネジメントを行いました。



そうですね。この時は、プロ目線の分析ってすごいなと痛感しました。自分に足りないところをズバッと言い当てられてしまいました。それを補うことで「本当にこんなに偏差値って伸びるんだ」と正直驚かされました。
成績表を見た時のゾワッとした感覚は、いまだに覚えてます。成績が数字として爆上がりした時の感覚は、クセになりますね、笑



勉強量を着実に積んでいても、どうしても成績が伸び悩んでいる場合があります。そこには必ず原因があります。その原因を適切に突き止められるのが、何よりマネジメントの強みですね。
学習マネジメントは案外楽しい!



これまで毎週1回の面談を実施してきました。具体的にどんなことを行なってきたのか、振り返ってみましょう



メインは学習計画の作成と管理です。先週分を振り返り、達成度確認をします。どの教材をどこまでこなして、どこでつまづいていたかなどを詳細に聞き取ります。それをふまえて、次週の予定を立てます。
模試の結果が返却されると、一緒に分析・反省を行い、次の目標を明確に立てていました。着実に達成できる現実的な目標を示してあげることが大事だと考えていましたが、S君はそれをものの見事に達成してくれました。
あとは、プライベートの話をしたりもしました。



毎週の予定っていうのはどんな感じで立てていましたか?



この日はこれをやるっていうのを詳細に決めて、Googleのスプレッドシートに書き込んでオンラインで共有していました。一個一個のタスクをこなしたら、僕がそこにチェックをするという形で行なっていました。



結構綿密に予定を立てていましたよね。
ちなみに、今年からはnotionというツールに移行して、生徒さんがより使いやすい環境を整え、「計画・進捗の見える化」を徹底しています(←宣伝)。
ちなみに、S君は学習管理、大変じゃなかった?



結構、自分の肌に合っていたと思います。
オプスタに入る前も計画を立てて勉強するタイプではあったんですけど、割と漠然とした計画でした。でも、オプスタでかなり詳しく予定を立てていくことができて、それまで立てていた計画は甘かったなと思います。
入会後は、毎週自分の達成度を確認して、次に繋げていくということができたのはとても良かったと思います。毎週達成感を感じられると、勉強にどんどん弾みがついていくんだなとわかりました。
計画をきちっと実行していくことで志望校合格に近づいていく実感が得られるので、かなり楽しかったです!



学習管理はめんどくさいと思われることも多いのですが、そんなことはなかったですか?



それは全くなかったです。



どれくらい予定通りに進んでた?



ある程度予定通りには進んでいましたが…



正直、予定通りに進めることができてないことも結構ありましたね笑



そうなんですね笑。それはどんな時?



メンタルが良くなかった時とか、逆に模試の成績が良かった時ですね。



まあ、人間誰しも浮き沈みはあるものですから。



でも、毎週面談があるので、前の週でうまく行かなかった時は、素早く気持ちを切り替えて、次の週では頑張ろうって思えました。TAが普段から付いてくれているというのは、心の支えになりました。
また、勉強記録をメモして、TAと共有するという仕組みがとても良かったと感じています。
オプスタ学習マネジメントの秘訣



実際に使っていたスプレッドシートを振り返ってみると、国語や英語では基礎的なことをしっかり継続していたんですね。



自分の経験でも、基礎を疎かにしてはいけないというのがあったので、そこはかなり意識していました。



共通テスト模試で古文0点を経験したことで、「基礎から始めなければいけない」と思いきることができたのが、逆に良かったのかもしれません。



「背伸びしすぎ」「手を広げ過ぎ」は、学習管理においてはタブーですからね。



これは門脇先生が普段から口にしている教訓ですよね。



基礎の学習だけでは応用力はつかないが、だからと言って、応用ばかりに突っ走って身の丈に合わない勉強をしてはいけない。「適切な難易度と学習量の設定」がマネジメントの秘訣です。



ただ、「基礎から一歩ずつ」といっても、夏以降に本格的に対策を開始しているので、共通テストまでに本当に間に合うのか、不安もありました。
でも、マネジメントで長期学習計画を作成してあるので、「本当に間に合うのか?」という不安も徐々に解消されていきました。



S君が、マネジメントで組んだ学習計画のコンセプト、目的、理由をよく理解してくれたことが大きかったです。自分で勉強ペースを暴走することなく、日頃から僕と話し合いながら学習を進めてくれていたので、秋が終わったことには、僕も合格を確信しました。
11月終わりに「横浜国立大から東北大に志望校を上げたい」とS君から相談があった時にも、その判断を全面的に支持できたのは、学習計画を実直にこなしてくれるS君をみていて、合格を確信できたからです。



基礎徹底の戦略が功を奏して、最終的には共通テストで安定した点を叩き出して勝ち切ったわけですね。
まさに、旧帝大攻略のお手本みたいな感じですよ。今後のオプスタ受講生にとっても、とても良いモデルケースになったと感じます。
S君、本当におめでとう!そして、ありがとうございました!



おめでとう!!



こちらこそ、ありがとうございました。
模試成績を公開!(オプスタのコメント付き)
6月進研共通テスト模試(オプス入会以前)






1学期時点では第一志望E判定。この模試では、実は古文の点数が50点中0点!壊滅的状態です(泣)
そこで、共通テストに向けて、国語と日本史の壊滅的状況を克服するマネジメントを開始します。
基礎を徹底して、少しずつ着実に進められる学習計画を策定したのがこの頃です。
8月河合塾全統共通テスト模試(オプスタ入会直後)




入会直後のマーク模試ですが、これはやや「まぐれ」に近い結果です。
というのも、本来は得意科目である数学で失点し、逆に苦手としていた日本史で得点しています。国語も当時としては「出来過ぎ」の感があります。
S君自身も「良い模試結果の後はペースが崩れる」と言っていたように、この結果に調子づいてあぐらをかかないよう、なお基礎に徹するマネジメントが続きます。
9月河合塾全統記述模試(オプスタ入会から1ヶ月)




英語偏差値76.0をマーク!
S君の英語学習に足りなかった「精読系」学習を短期間で徹底したことで、それまでの学習努力を結果へと最大限に引き出すことができました。
数字として結果が現れたため、S君のマネジメントへの信頼が格段に高まったのがこの頃です。
9月ベネッセ駿台共通テスト模試








まだD判定にくすぶっているものの、TA側ではかなりの手応えを感じ始めている時期です。
模試成績は単発で評価するものではなく、推移を見てとることが大事です。
日本史は安定基調に入っているため、後は国語さえ固まれば勝機は十分!と考えていました。
10月河合塾全統共通テスト模試






S君、TAともども、いよいよ合格が見えてきた横浜国立大B判定の結果です。
ただ、S君の気持ちの中で、東北大への気持ちが芽生えてきたのもこの頃です。
11月ベネッセ駿台共通テスト模試






共通テストの学力が全体的に安定基調に入ってきた時期です。
ただ、国語はどうしても時間がかかる科目なので、それでもコツコツと基礎徹底の方針はぶれることなく、マネジメントを継続しています。
11月河合塾プレ共通テスト




ついに、横浜国立大A判定達成!半年でE判定からA判定へと登り詰めました!!
ただ、この時にはすでに東北大へと志望校を変更しているのでした。
さて、その後は…
共通テスト結果
科目 | 点数 |
---|---|
英語リーディング | 83 |
英語リスニング | 82 |
国語 | 170 |
日本史 | 84 |
倫理政経 | 81 |
物理基礎 | 45 |
化学基礎 | 34 |
数学IA | 73 |
数学IIB | 90 |
合計 | 742 (82.4%) |
共通テストの結果は、全体的に手堅く固めた印象です。
英語リーディングについてはやや不本意な結果だったものの、全般的に納得のいく結果に収まりました。
何より、あの苦手科目だった国語の点数が170点をマークしたのが、合格を決定づけたと言えるでしょう。
この共通テストの得点を利用して、見事に東北大AO入試III期合格を勝ち取りました!
S君、本当におめでとう!